2020年5月10日日曜日

31 アメリカンライフ 住居

31 アメリカンライフ 住居
 先ずは長男が通う学区を中心に住む場所を考え、最終的にシアトル郊外のRedmondという街にアパートを借りた。せっかくアメリカだから一軒家も考えたが、こちらのアパートは日本の一軒家と同じぐらい広いし、セキュリティーやメンテナンスも行き届いているので、やはりアパートの方が外国人には楽かなと。それ以外にもパーティのできるレンタルルーム、住人は無料のジム&プール、レンタルの車庫・倉庫、幼稚園、警備会社の巡回警備などあり、住んでみたらとても快適。アパートの一つの建物は2階建てで外階段、正確には忘れたけど建物も40棟ぐらいはあり、敷地も広大でアパート敷地内に公園や森林もあって、引っ越してしばらくは自宅に戻るのにアパートの門からよく道に迷った。
 すぐ隣が当時のマイクロソフトの本社(メインキャンパスと呼ばれていた)だったので、マイクロソフトの外国人プログラマーが沢山住んでいて国際的な雰囲気もあった。同じ棟にインド人、韓国人家族が住んでいて、かみさんはカレーの料理法やキムチの漬け方を教わっていた。マイクロソフトのプログラムって殆ど外国人プログラマーで造られてる感じでいわゆるCaucasian(白人)は経営陣と営業と宣伝をやっているとよく言われていた。
 アメリカに駐在して感じたのはやはり格差社会で、いろいろな統計数字があるが、当たり前だが全体の平均値でしかない。例えばアメリカ全体や州全体の犯罪率や寿命の数字はよく国対比で目にする事はあるが、都市別、地区別にみると数千倍に近い格差を見る事ができる。米国は情報公開が進んでいるので、例えば先のブログでも書いたが、各学校区別の人種、偏差値、統一テスト成績、クラスの人数等情報を知る事ができる。犯罪率の地区別で雲泥の差があり、危ない地区なら歩いていたら何回か一回は犯罪に会う地区から、安全な地区は日本の平均より遥かに安全という感じ。勿論、私達家族は安全な地区に住んだのだが、深夜にその地区に車で走っていると警察に確実に停められるので、問題は無いがちょっとびびっていた。聞いた話では、ある一角の地域に限定すれば寿命は40代前後、医療費が払えない、乳児死亡率が高い、DV、ギャングの抗争、犯罪・麻薬絡み、不健康な生活が原因となっているとの事。
 実際シアトルでも「危ない場所」というのがいくつかあり、7年駐在して1,2回しか足を踏み入れた事は無かった。そもそも普通の人は行ってはいけない、行くべきところではないという認識だった。
 私達が住んでたアパートは、それほど高級ではないが、収入で言えば中の上、上の下ぐらいの位置づけの世帯が住んでいたので住み心地は良かった。地元球団シアトルマリナーズのスター選手(アレックスロドリゲスも当時は所属)以外の中堅・控え選手も住んでいて、郵便受けに取りに行くとばったり会ったりするので、「この間は出てたね~」「得点につながるヒットあったね~」と言うと嬉しそうにしていた。マリナーズの試合を観に行くとご近所さんが出ていないかチェックしていた。

 南北に走る国道5号I-5をバンクーバーに向かって1時間半車で走った辺りにあるスカジットバレーのチューリップ畑
チューリップが満開になるのは3月下旬から4月中旬にかけてで、この頃にチューリップフェステイバルが開催される。
 その規模=株数はオランダを凌ぐ世界最大のチューリップ畑との事。
 ワイン醸造所の建物。カリフォルニアワインは有名だが、ワシントン州も結構ワイン生産している。
 カスケードループから海を臨む
ワシントン州最高峰のレーニア山。標高4392mと富士山より高い。まあ誰でも登れるが常に雪があり、滑落や遭難の危険もあるのでガイドツアーで登った方が安全。私はいつも家族と一緒に行ったので、山頂まではいかなかった。やはり富士山同様、結構上まで車で登れる。

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