今だからこそLGBTとしてレズビアン・ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーは日本でも社会に広く知られるようになったが、1994-95年の駐在時代の日本人の私にとっては、LGBTのメッカともいえるアムステルダムのそういった人達が大勢いる状況、環境は新鮮で驚きでもあった。
アムステルダムの事務所のあったライツェ広場のすぐ近くにフォンデル公園があるのだが、その公園は大勢のLGBTのカップルがいつも散歩していて、一人で歩いている私は「異端」とすら思えるぐらいだった。ほんとに色んな人々がいて、色々なファッションをしていた。ヨーロッパは自由主義的な社会ではあるが、それでも地方の社会は非常に保守的でLGBTといった人達にとっては息苦しい社会である。そういう人達が息苦しい社会から脱出して皆アムステルダムに集まるので、彼らにとってのメッカという感じ。
ただ週末に出張移動していたので、週末の夜をアムステルダムを過ごす事は少なく、彼らと交流する機会はあまり無かった。取引先ではそういう方々も多かったが…
水産物の買付けの出張はやはり北欧が多かったが、時々英国にも出張に行った。REGUSのシェアオフィスはトラファルガー広場の前にあり、デスクワークはそこでおこなった。
当時の私はクラシカル、トラッドのファッションが好きだったので、「アクアスキュータムのコート」とかを好んできていたし、そういった好きなブランドのロンドンの本店には足を運んだ。また母親が洋食器など好きだったので、お土産にはウエッジウッドとかを買っていった。
駐在していた時にはもう既に結婚していたが、1990年結婚する時の婚約指輪はロンドンダイヤモンドセンターで購入した。店の入り口には門番がおり、購入の希望を伝えると中に案内され、個室に通される。サッチャー首相のような品のある女性が30分ぐらいダイヤについて、例えばダイヤの価値は4Cの要素があるといったレクチャーをしてくれ、その後予算とどういったダイヤが欲しいか聞いて適当なダイヤを選んでくれた。その後それを指輪にして数日後渡して貰った。何しろ結構な金額を前払いするので、それなりに信頼したところで買いたかったし、ロンドンのダイヤ販売では有名なロンドンダイヤモンドセンターの鑑定書なら安心できると思った。
その時、ダイヤモンドセンターで出された紅茶が美味しっかったのが今でも記憶に残っています。
記憶はおぼろげだがデンマークかスウェーデンの王室の近衛兵
オランダでの数の子(ニシンの卵)の加工。腹から出したばかりの卵はこんな感じ
数の子の腹だし作業。数の子作業専用包丁で卵に傷つけないように腹だし。そういえば数の子作業専用包丁を40-50丁をトランク預けて飛行機に乗ったが、出発前にセキュリティーに呼び出され事情聴取を受けた。ちょうど数の子腹だし作業の作業指示書の英文があり、これを見せて説明し解放された。
ノルウェーの大手水産会社トランバーグ社の若社長トランバーグ氏と
アクアスキュータム本店。男はやっぱりアクアスキュータムのコート…
婚約指輪を買ったロンドンダイヤモンドセンター。ここで買い物をしたのは一度きりです(笑)
ウエッジウッド本店。母親に食器のお土産購入
かみさんにはチェックの柄のお土産購入。ベイシテイ―ローラーズとかチェッカーズとか昔はチェック柄流行りでした。
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