オランダに長期出張、短期駐在していた時はよくバルト三国の一つ、エストニアに行っていました。バルト海のニシンを缶詰にする工場がPARNUにあって、この工場から数の子を買っていました。バルト海のニシンは太平洋のニシンと比べると小ぶりで、当然数の子も小さいのですが、ちょうど寿司の一貫サイズの大きさなので寿司だね向けにちょうど良い。缶詰には卵も含めて内臓は邪魔なので、すべて機械で除去して廃棄していました。数の子を捨てているのは勿体ないと買付けに行ったのですが、ソ連式のオートメーションラインで大量に処理しているのから外れて、「卵だけ傷つけないようにそっと取り出す」作業はかなり彼らにとっては面倒で手間・人手がかかる作業なので、説得するのも時間がかかり、またそれなりのコストもかかるので決して「ただで捨ててたものだから安い」という事ではありませんでした。PARNUはヨーロッパの古き雰囲気の残る港町で、この工場で働く女工さん達もみな美形でした。日本人がこの町を訪れる事は珍しく、工場で品質チェックの作業をしている時もよく皆に声かけられました。
缶詰は黒い帯の平べったい丸い缶で、ロシアのほとんどのスーパーでこの製品を見かけます。ニシンはしっかり燻製にした後、油漬けにしてオリーブの葉や香辛料を入れ、缶詰にするもので、当時の思い出と共に大好物の一つでもあります。ウオッカのつまみにちょうど良い。
工場はPARNUでしたが、本社オフィスは首都タリンにあり、タリンに宿泊する事もよくありました。タリンはヨーロッパの中で私が一番好きな街です。街が城壁に囲まれて、昔の趣がそのまま残っている一方、古い建物もちゃんと市庁舎等、現在もそのまましっかり使われ機能しているところが素晴らしい。城壁の中は路上でもWIFIがつながるというIT先進国でもあり、古い街ながらIT先進都市でもあります。
タリンのホテルのバーで隣に座っていて、仲良くなった女性は「モデルとして働いている」と言うから、「どんなモデル?」と聞いたら「Vogueのモデルとか~」との答え。ちゃんと彼女が表紙になっているVogueも見せてもらいました。
そんなこんなでエストニアにはいい思い出がいっぱいあります。
なんか旧ソ連のような昔懐かしい感じ。平均的に美形です。
ニシンのサンプルをチェックしている若き日の私。何をチェックするかというと抱卵率とか雄雌比率とか鮮度とか…
缶詰製品いろいろ。ウオッカのつまみに最高。対日向けの缶詰輸出も検討しました。おいしいけど売れなかった。
数の子は飽和食塩水につけて保管。なかなか加工処理は難しいのです。半プロですが現地指導は私がやりました。
缶詰にする前に一旦燻製にします。それがまた美味しいんですよ~
ここはいずれにせよ人が作業する部分。結構手間がかかります。
缶詰の蓋をする前の状態。
遥か遠くからやってきた日本の青年は結構モテました(笑)
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