2019年1月28日月曜日

16. 若き副社長の時代 その4

16.  若き副社長の時代  その4

 当時はソ連崩壊後すぐの頃でソ連全体では物不足で大変な時代だったが、当時のサハリンはそれでも食料については困った感じではなかった。
 合弁会社のパートナーは食料品店も経営していたが、旧ソ連式で商品は店員の後ろのカウンターに陳列しており、お客は商品に手を触れる事ができず、店員に頼んで商品を見せてもらい、気に入ればキャッシャーに行ってお金を先に支払い、その領収書を店員に渡し、代わりに商品を貰うシステムであった。今のようにお客が自分で商品を手にとって選んで、キャッシャーに持っていくスーパーマーケット方式になったのはソ連崩壊後の事である。
 生産者が直接持っていって販売する青空市場もあり、新鮮な野菜も買えた。
 週末はする事も無いのでユジノサハリンスク市内を散歩して写真を撮っていた。